【12種類】身近な日本のカモまとめ!茶色・白黒・緑色…

茶色・白黒・緑色...最も身近な日本のカモ【12種類】 えびちのとりどり

えびち(主)
えびち(主)

こんにちは!えびちです。

湖や河川、海岸、さらには公園の池まで「水のあるところには大体いる野鳥」ってなーんだ?

答えはズバリ『カモ』です!

動きがゆっくり。

近場の公園で手軽に見られちゃう。

種類によっては一年中見られる場合もある。

人馴れしている個体が多いので近くで観察できる。

そんなわけで、カモは世界中で子供からお年寄りにまで広く親しまれているおなじみの野鳥です。

皆さんも、公園の池、近所の川…..きっとどこかで見たことがあるはず。

ちろり
ちろり

とっても身近な鳥さんだよね!ジュリッ♪

えびち(主)
えびち(主)

さて、そこで質問です。

「あなたはお気に入りのカモ、いますか?」

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えびち(主)
えびち(主)

そうですねー、自分は『キンクロハジロ』でしょうか!

….こんな風にビシッと言える人ってめっちゃ少ないと思います。

だって、正直カモは野鳥の中では地味〜なイメージですよね。

なんだか見分けもつかないし。

でもでも、カモって実はいろんな種類がいるし、個性的で魅力たっぷりな野鳥なんですよ。

派手なカモ高級感のあるカモ美形のカモ…カモの世界は奥が深いのです。

と、いうことで…この記事では「日本で見られる身近なカモ」をまとめてみました!

えびち(主)
えびち(主)

えびちの好きなキンクロハジロも後半に出てきますよ。

超カッコいいカモさんです。

12種のカモたちを通してカモの魅力をた〜っぷりと伝えていきたいと思っていますので、ぜひ「カモの推しを見つける心持ち」で読み進めてみてくださいね!(笑)

ちろり
ちろり

僕もカモの推し、作りたーい!

カモ科の野鳥って?

ハクチョウ・ガンも『カモ科』!?

さあ、最初のカモは….といきたいところですが、カモ科について補足を少し。

皆さんの想像するカモは『カモ目カモ科』に分類されています。

そして、このカモ科には『ハクチョウ』や『ガン』も含まれているのです。

カモの定義は?

ちろり
ちろり

でも、ハクチョウやガンのことを「カモだ!」とは言わないよね。

なにか定義があるのかな?

ちょっと調べてみました。

カモ目カモ科の鳥のうち、ガン・ハクチョウ類以外の総称。

体が小さく、首があまり長くないのが特徴。

先の丸い平らなくちばしをもち、指に水かきがある。

『カモ』の定義にはこのような決まりがあるようです。

カモ目カモ科の野鳥でも、比較的小さめのものが『カモ』と呼ばれるようですね。

ということで。

この記事ではカモの中のカモ。

日本で見られるカモ目カモ科の『THEカモ』なカモに限って紹介させていただきます。

えびち(主)
えびち(主)

カモカモ言いすぎて、既にお腹いっぱいな感じですが…。

ちろり
ちろり

それじゃあ一緒にいろんなカモさんをみていこう!

個性爆発!日本で見られる身近なカモ12種類

カモ界の代表種『マガモ』

トップバッターはカモの代表種である『マガモ』です。

おぉ〜。ただのカモじゃなくて、しっかり名前がついていたんですね。

冗談はさておき….。

日本では主に冬鳥で、淡水域に渡来しています。

本州の一部や北海道では繁殖する個体も多いようです。

繁殖期のオスは『青首』と呼ばれる頭部から喉元にかけてのピカピカに輝く緑色が特徴的です。

えびち(主)
えびち(主)

ちなみにマガモを品種改良してできたのが『アヒル』です。

ちろり
ちろり

アヒルとマガモが交配したら『アイガモ』になるね!

知名度は一番?お引越しで有名『カルガモ』

続いては、最も見かける機会の多いカモである『カルガモ』。

それもそのはず、カルガモは大多数が渡りを行わない『留鳥』です。

一年中移動をせず、日本で暮らしているのは、カモの中でこの一種だけなんですよ。

ちなみにオスとメスは同色で、ほとんど見分けがつきません。

ちろり
ちろり

カルガモといえば、やっぱりお引越しだよね!

えびち(主)
えびち(主)

メディアで取り上げられることも多いですよね。

一年中見られることも含めて、最も知名度のあるカモかもしれません。

カモ界のオシャレさん『オシドリ』

遠くからでもわかる超ド派手な見た目のカモは『オシドリ』。

派手なのは繁殖期のオスだけで、冬になるとメスと同じ地味な見た目に様変わり。

美しい姿が見られるのは秋〜冬だけなのです。

ところで、おしどり夫婦なんて言葉がありますが、実はオシドリは繁殖のたびにペアを変えると言われています。

まだ詳しいことはわかっていないようですが、生涯を同じペアで添い遂げるタンチョウやアホウドリの方がよっぽど「オシドリ夫婦」っぽいかも?

頭の模様がアメリカ国旗な『コガモ』

こちらのカモさんも、オシドリに負けず劣らずの派手な頭部ですね〜!

名前は『コガモ』です。

えびち(主)
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見た目に反して意外と控えめな名前。

その名の通り、日本のカモの中では最小の38cm

ほぼ全国に渡来しているカモさんで、警戒心が強く、危険を感じるとすぐに逃げてしまいます。

日本へは冬鳥として飛来、ペアを作った後は春に旅立っていき、北の大地で繁殖。

それにしても、頭の模様が面白すぎて…見るたび「アメリカ国旗だ!」なんて言っちゃいます。

見た目の派手な方がオスなので、お間違いのないように〜。

燃えるような緋色が特徴的な『ヒドリガモ』

赤褐色の頭部が特徴的なカモさんです。

名前は『ヒドリガモ』。

「緋色の鳥のカモ」から取って『ヒドリガモ』になりました。

冬鳥として、ほぼ全国に渡来しています。

近年は渡来数が上昇しているそうで、見たことがある人も多いかも?

頭から胸、お腹にかけての赤→オレンジ→白のグラデーションが注目ポイント!

メスは全体的に褐色ですが、お腹部分はオスもメスも同じ白色をしています。

イカついけど隠れファン多し?『ホシハジロ』

色合いが一つ前の『ヒドリガモ』と似ていますが、こちらは『ホシハジロ』。

目の色や胸の色を比べるとわかりやすいですよ。

・目の色……ホシハジロ→  ヒドリガモ→茶色

・胸の色……ホシハジロ→黒色  ヒドリガモ→オレンジ

ほぼ全国で見られる冬鳥です。

メスはオスよりも地味な茶色をしていて、個体差もありますが5cmほど小さくなります。

ホシハジロのオスは「赤色の目」「黒い胸元」「ボディの細かく黒い縦ジマ模様」と、ちょっとイカつい印象を受けますが、実はカルガモより小さいというギャップの持ち主!

まるでナポレオンハットな『ヨシガモ』

緑と赤茶が混ざった頭の色彩が美しい『ヨシガモ』。

ほぼ全国に渡来します。

特に西日本に多い傾向があり、北海道では少数が繁殖します。

胸元は黒白のウロコのような羽毛がびっしり。

尾っぽに近い先端の羽はおしゃれにカールしていて、美しく調和が取れていますね。

頭の形がちょっと変わっていて面白いので、「ナポレオンハット」と呼ばれるようになりました。

「ホーイ ホーイ」といったような鳴き声が特徴的。

クチバシが大きい!『ハシビロガモ』

自慢の大きなクチバシで水面のエサを濾(こ)し取っているのは『ハシビロガモ』。

ヘラ型のクチバシは横に広く、まるでカモノハシのようです。

クチバシには細い歯のような突起がついていて、これを使って上手にプランクトンなどを濾し取ります。

えびち(主)
えびち(主)

このような採餌をする種を『水面採餌ガモ』と言いますよ。

ちろり
ちろり

『マガモ』『コガモ』『ハクチョウ』も仲間だよ!

ペアや群れで泳ぎながら、水面をぐ〜るぐ〜ると回って渦を作る様子がたびたび目撃されますが、これは水底のエサを巻き上げて効率よく食べるためだと言われています。

とっても賢い!

イケメンすぎる!えびち推薦『キンクロハジロ』

「金色の目」「真っ黒の体」「後頭部の長い冠羽」

厨二的な要素が盛り沢山のこのカモは『キンクロハジロ』。

中でもちょんまげのような長〜い冠羽は最高にイカしていますね!!

この冠羽はオス・メス共通にあるもので、メスはオスに比べてちょこんと控えめな長さ。

幼鳥はもっと短い冠羽がついています。

カワイイ!

北海道では一部繁殖が確認されていますが、基本は冬鳥になります。

そして、キンクロハジロは『潜水採餌ガモ』です。

水掻きを上手に使って水に潜り、湖底の貝類などを食べています。

えびち(主)
えびち(主)

水に潜るのは得意だけど、代わりに陸を歩くのが苦手です。

ちろり
ちろり

『潜水採餌ガモ』にはこれから紹介する『スズガモ』や『ミコアイサ』がいるね!

ちなみにオスメスの違いは、羽の白い模様の有無。

白と黒のツートンがオス、全身黒茶っぽいのがメスです。

簡単ですね!

羽音が鈴の音みたいな『スズガモ』

こちらは『スズガモ』。

ちろり
ちろり

あれ?キンクロハジロの親戚さん〜?

えびち(主)
えびち(主)

いえ、まったくの別種です。

カラーリングが似ていてややこしいですが、冠羽の有無をみるとすぐわかりますよ。

スズガモは越冬するため、ユーラシア大陸の極北部から日本に渡ってきます。

最大の越冬地は東京湾です。

日本では主に海水域で生活し、日中は群れで休息します。

夕暮れになると採食場へ移動。

潜水して貝類を食べます。

群れが飛ぶ時の羽音が金属質で、まるで「鈴の音」に聞こえることから『スズガモ』になりました。

まるでパンダ!?愛嬌たっぷり『ミコアイサ』

パンダみたいな見た目で人気急上昇中なのが『ミコアイサ』です。

ちろり
ちろり

かわいい!パンダだー!

えびち(主)
えびち(主)

「パンダガモ」なんて呼ばれてるらしいですよ。

12月~3月ごろにかけて日本を訪れる冬鳥ですが、数が少なく、あまり群れることもないので遭遇難易度は高め。

メスはガラッと変わって目立たない褐色です。

パンダっぽい見た目が可愛らしいオスですが、繁殖期が終わるとメスと同じ地味な色に戻ってしまいます。

ところで…なかなか変わった名前なので、由来を調べてみました。

オスは全身が真っ白で白装束を着る神子(巫女)に見立てられたことから「ミコ」

ミコアイサは冬鳥なので、現れると「秋が去って」冬が来る。この語が変化して「アイサ」

となったようです。

神聖な巫女に見立てられちゃうなんて、昔から人々に愛されていた証拠ですね!

(白いのはオスだけど)

カモ界最大!気品溢れる『オナガガモ』

最後は、日本に飛来するカモの中で最大!

オスはなんと脅威の全長75cm『オナガガモ』です。

えびち(主)
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75cmっていったら『マガン』とほぼ同じくらいですね。

ちろり
ちろり

『コガモ』は38cmだったから、同じカモの中でもこんなに違うんだ〜。

とにかくデカい!人を恐れない!

「なんだかカモにしては大きくない?」

そう思ったならオナガガモ。

日本ではほぼ全国の淡水域に冬鳥として飛来します。

ハクチョウの渡来地や公園など餌付けをしている場所では特に人馴れしている個体が多いため、至近距離で観察できる場合も。

オナガガモは『水面採餌ガモ』であり、潜水は得意としません。

水面からお尻を突き出して、逆立ちの形で湖底の海藻や貝類を食べます。

その姿は「タケノコ」に喩えられ、大きな体を逆立ちさせて水面に突き刺さる姿はとてもシュール。

茶色・白黒・緑色…最も身近な日本のカモ|まとめ

えびち(主)
えびち(主)

はい!お疲れ様でした!

えびち(主)
えびち(主)

この記事では、日本に飛来する身近なカモ13種類を紹介していきましたよ。

ふだんカモについて考える機会はなかなかないけれど、ちょっと調べてみただけで意外なカモの魅力が露わになりました。

あなただけのお気に入りのカモさんは見つかりましたか?

ちろり
ちろり

みんな素敵だけど、僕は『ミコアイサ』が好きだな!

シマエナガと同じ真っ白のカモがいるなんて思わなかったよ〜!

えびち(主)
えびち(主)

自分はもちろん『キンクロハジロ』!

いや、真っ赤な『ヒドリガモ』やコワモテの『ホシハジロ』なんかも捨てがたいですね〜。

推しのカモさんが見つかったのなら、ぜひこんどは散歩ついでに探しに行ってみてください。

カモは近くの公園の池、用水路、湖……意外と人間の近くに生息しています。

お手軽にあなたの推しカモに会えちゃうかも!?

えびち(主)
えびち(主)

それでは、この辺で失礼します。

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