インコの死亡原因と長生きさせる5つの秘訣

インコの死亡原因と長生きの秘訣 えびちのとりどり

えびち(主)
えびち(主)

こんにちは!えびちです。

えびち(主)
えびち(主)

突然ですが問題です!

セキセイインコの寿命は何年?

ふーさん
ふーさん

えっ!えーっと…….

6年?

正解は6〜8年です!

セキセイインコの寿命は6〜8年が一般的ですが、近年では10年以上生きるご長寿インコさんも珍しくないようですよ。

愛鳥さんには一日でも長く健康に過ごして欲しいですよね。

ペットの健康の手綱をしっかりと握ってあげるためにも、飼い主が知識をつける必要があります。

ということで、この記事ではセキセイインコが死亡してしまう原因と長生きしてもらうための5つのポイントをまとめてみました。

ちろり
ちろり

知識を蓄えるのは大事なことだね!

えびち(主)
えびち(主)

まずは『インコに最も多い死亡原因』について学んでいきましょう。

落鳥の原因

インコが落鳥してしまう(死んでしまう)直接的な原因として

①肥満、栄養不足
②過度な発情(メスの場合は卵詰まり、オスは過度な吐き戻し)

③化学物質や有害食品による中毒

④環境によるもの(熱中症や低体温症)
⑤事故(逃げる・飼い主との接触による事故・他の動物に襲われる)

⑥同居鳥からのいじめ

などがあります。

たくさんありすぎて全てに気を配るのは大変というのが実情です。

が、愛鳥さんの健康を守るためにも、これらの項目はしっかりと抑えておく必要があります。

①〜③を防ぐには

①〜③を防ぐには、日頃からのケアが大切です。難しいですが、忍耐強く改善していく必要があります。

あまり知られていませんが、鳥の突然死で最も多いのが③の中毒です。

主が飼っていたインコも、おそらく金属中毒で落鳥してしまいました。

えびち(主)
えびち(主)

安く売られているおもちゃの鈴のメッキなども中毒の原因になります。

おもちゃを選ぶ際は要注意です。

店に置いてるから、みんな使ってるからといって完全に安心ではないので、事前に調べることが大切です。

④〜⑥を防ぐには

逆に④〜⑥は不注意によるものが多いので、工夫次第で防ぐことができます。

④でしたら冬はヒーターを設置、夏は直射日光を避ける、エアコンをつける。

⑤は放鳥中は窓を閉める、常にインコに気を配る。

⑥はケージを離す、放鳥は別々にする。

これらはすぐにでも実践できる内容ですから、突然のお別れを防ぐためにも大袈裟なくらい気をつけておくことが大切です!

ふーさん
ふーさん

人間がしっかり管理してあげる必要があるんだナ。

えびち(主)
えびち(主)

では、落鳥の原因がわかったところで、長生きさせる方法を調べていきましょうか!

長生きさせる5つの秘訣

セキセイインコの平均寿命は6〜8年と言われていますが、なんと世界には29も生きてギネスに登録されたセキセイインコもいます!そこまでとはいかなくても、最愛のインコに少しでも長く生きて欲しいと願うのが飼い主さんの性。

もちろん、歳をとればとるほど先ほど説明した死亡原因も少なからず絡んでくるもの。

さらに、インコは、年齢による変化や病気がわかりにくいという特徴があります。

犬や猫であれば毛並みや運動能力に変化が現れますが、セキセイインコは外見上の変化があまりありません

ということで、セキセイインコの健康維持には毎日のお世話と注意深い観察が必須です。

その点を念頭に置いて、これから長生きさせる5つの秘訣をご紹介します。

体重の管理

体調不良が外見に現れにくいインコにとって、体調を把握する突破口は体重です。

幼鳥の頃から小まめに体重を測るように心がけることで、変化にすぐ気づき病気などの早期発見にも繋がります。

体重測定は、人間と同じように餌や水を摂取していない朝が最適です。体調が悪そうに見えたら、まず体重を測ってみてください。

1日半から2日食べないだけでも命取りになることが少なくないので、日頃から体重を測って把握してあげることが重要です。

目に見えて体重に変化があった場合は動物病院に連れていってあげることで、病気の早期発見につながります!

餌選び

肥満や生活習慣病を防ぐために、幼鳥の時からの適切な餌選びは大切です。

高齢のインコさんは食生活を工夫する必要があります。

特にミネラルとビタミンが不足しやすい傾向にあるので、場合によっては病院と相談して処方された薬を餌に混ぜる必要があるかもしれません。

さらにビタミン・ミネラルに加えヨード、ケイ酸をたくさん摂取することが大切だそうです。

ケイ酸は粟・オーツ麦・ハコベ・キュウリなどに含まれています。

とにかく、高齢のインコさんは体重を落とさないようにしてあげてください。

もうひとつ、人間の食べ物を与えるのは絶対NGです。

美味しそうにむしゃむしゃ食べてくれるからってあげてはいけませんよ!

犬にチョコレートを与えるように、インコにとって人間の食べ物は毒になります。

ちろり
ちろり

僕たちは美味しいものならなんでも口に入れちゃうから、注意だよ!

床におやつの食べかすやゴミを放置しないことも大切です。

日光浴

インコは適度な日光浴によって「ビタミンD3」を合成し、「カルシウム」の代謝を促しています。

羽根についたダニなどの寄生虫を駆除する役割もあり、ストレス解消という観点からも日光浴はインコさんの健康にとって効果的です!

「直射日光を全身に当てない」「日陰を作る」の2点に気をつけて、カーテン越しの明るい場所や網戸越しでの日光浴をさせてあげてください。

過度な日光浴は逆効果です。時間や気温にも気をつけて、適切な方法でリフレッシュさせてあげましょう。

ちろり
ちろり

太陽は元気の源!

発情のさせすぎに注意!

セキセイインコの過度な発情は、病気をまねく原因になります。

メスの場合は、発情すると死の危険がある「卵詰まり」の症状や卵管の病気に陥ることがあります。

オスの場合は精巣腫瘍や過度な吐き戻しの危険が生まれます。


愛鳥に健康で長生きしてもらうためには発情を極力抑えることが重要です。

もちろん適度なコミュニケーションは必要ですが、ここはグッと堪えて背中を撫ですぎるなどの発情を促す行為は控えましょう。

外見の変化(姿勢や行動)を見逃すな!

さきほど『インコは体調不良は外見に現れにくい』とご説明しましたが、それは初期段階の話です。

セキセイインコはたとえ具合が悪くても、ぎりぎりまで元気なふりをします。

見た目で「あきらかにおかしいぞ!?」と思った時には、病気や衰弱は相当進んでいます

最悪気がついた時には…..なんて恐ろしいことも。

それらを防ぐために、外見の変化は1番気をつけておかねばならないポイントです。

ふーさん
ふーさん

つまり最後の砦ってわけだ。

具体的な外見の変化の例

・いつも止まり木にいるはずのセキセイインコが床の上で過ごしている

・姿勢がおかしい(カラダをくの字姿勢にしているなど)

・羽毛を常に膨らませている

・顔が汚れている

・クチバシや鼻の色が変色している

・フンがいつもと違う(色・水分量など)

病気が重症化している場合、体調不良を隠しきれずインコの行動に微妙な変化が現れるはずです。

このような異常サインをめざとく見つけて、見逃さないようにしましょう。

おかしいと思った場合はすぐに動物病院で診てもらってくださいね。

普段から体重や排泄物・尿の変化を日誌に記録して健康状態をしっかり把握する、などをしていると安心です!

えびち(主)
えびち(主)

全ては飼い主にかかっています。普段からよーく目を光らせておきましょう。

おわりに

この記事では死亡原因と長生きしてもらうための秘訣をご紹介しました。

繰り返しになりますが、愛鳥の健康を守れるのは飼い主の工夫次第です。

えびち(主)
えびち(主)

まずはしっかりインコさんを観察してみましょう。