ニワトリさんから卵をもらったよ!ジュリッ♪
これでオムレツをつくろーっと!
美味しそー!!俺の分も作ってくれよ〜
ニワトリといえば…
なあちろり、トサカってなんであると思う?
えー突然なーに?
僕、これからオムレツ作らなきゃなんだけどー
いや、ちょっと気になってさ。
トサカって、シマエナガとハヤブサにはないけど、ニワトリにはあるよな。
ニワトリの頭についていることでお馴染みのアレ。そう、トサカです。
正式名称は『肉瘤』(にくりゅう)と呼ばれています。
皆さんは、なぜトサカがあるのか考えたことはありますか?
言われてみれば、なんでだろー?
実は、トサカにはとっても大事な役割があったのです!
こんにちは!えびちです。
今回は、ニワトリの『トサカ』ってなんのためにあるの?なにでできてるの?
そんなトサカの知られざる秘密を暴いてきたいと思います!
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トサカってなに?
正式名称や種類など
トサカは漢字で『鶏冠』と書き、正式名称は『肉瘤』(にくりゅう)です。肉冠とも言います。
主にニワトリなどのキジ科の鳥にみられる頭上の肉質の冠状突起であり、簡単に言うと皮膚でできたコブのようなものです。
トサカはオスメス関係なくついており、大きさには多少の違いがあります。
キジ科の鳥に多いトサカですが、例外もあり「ヒクイドリ」や「タンチョウ」なんかにもあります。
完全に分かったぜ!
じゃあ、キツツキの頭のアレも赤いから『にくりゅう』ってわけだ!
残念!あれはただの模様でした!
間違えやすいですが、キツツキの頭の模様は羽毛の色でございます。
ややこしーーーッ!!
トサカは形状によって『単冠』『ばら冠』『クルミ冠』『えんどう冠』などのバリエーションがあるそうで、ニワトリの種類によってさまざま。
さあ、お次は
「トサカはなぜ赤いのか」
についてです!
なぜ赤いのか
ここで問題ですが、トサカはなぜ赤いと思いますか?
「皮膚が露出してるから寒くて赤い?」
「内側から発光してるから?」
・
・
・
正解は『血管が透けているから』です!
トサカの表面には毛細血管がたくさん張り巡らされており、その血管内に血液がめぐっている様子が透けてみえているのです!
血管ビッシリ&厚さペラペラであるからこそ、トサカにあの鮮やかな赤が現れているんですね。
ですから、トサカの色がおかしい場合は、ニワトリの身体になにかしらの不調があるということがわかります。
えーーっ!それって「血」が見えてるってことー!?
なんだってそんなものつけてるんだよー。
…オシャレのため?
ううん、ちゃんとした役割があるんだって。
トサカの役割は2つ!
体温調節のため
鳥類には人間のように汗腺がありません。しかも全身もっこもこの羽毛に覆われていますので、熱を逃す隙間がない!
そこでキジ科の皆さんは、羽毛の生えていないトサカを外気に触れさせることで体温調節をしています。
皮膚が薄く血管が丸出しなので、そこから体内の温度を下げることができるのです!
余談になりますが、トサカを持たない他の鳥は、どうやって暑さを凌いでいるのでしょうか?
おそらく、それは水浴びでしょう。
一般的にニワトリは真夏の日でも水に入りたがりません。
それは、水が嫌いなのではなく「トサカがあるからする必要がない」からなのではないかと思います。
以上、ちょっとしたした考察でした!
メスへのアピールやライバルとのケンカのため
2つ目は『メスへのアピール』のため。
オスのトサカはもともとメスより大きく、種類によっては付いていないメスもいます。
つまり、トサカはオスがメスにアピールできる立派な材料!
トサカが大きい方が立派なオスと見なされることになり、よりモテます。もうモテモテです。
ライバルのオスとのケンカでもトサカは大活躍。
自分の方が立派で強いこと示し、威嚇するために使用しています。
トサカは武器。毎日のトサカ磨きは欠かせねーってことだ。
トサカの豆知識
トサカは恐竜時代からの名残り!?
鳥類の足などをじっくり見ると、恐竜の進化系ということがよくわかります。鱗っぽい皮膚、鋭いかぎ爪など…。
そして、はるか昔に存在していた恐竜の中には、トサカのようなものを持っていた種がいることが判明しています。
例として翼竜のプテラノドンにはトサカのようなものがありますね。
もしかすると、彼らはニワトリの祖先様なのかもしれません。
現在、世界の恐竜学者たちはニワトリの遺伝子から恐竜を復元できないかと模索中だそうで、まさにジュラ●ックパークの世界が現実となる日が来るのかもしれません。
恐竜がニワトリのご先祖様だったなんて!
カッケーぜ!
オレもトサカほしーなー!
は、ハヤブサにトサカはちょっと。
ちろりは真っ白だから、トサカが似合うかもな!
僕もイメチェンでつけてみようかな?
実は激ウマ珍味のトサカ
最後にとんでもないテーマを持ってきてしまいました。
ニワトリ愛好家の皆様、誠にごめんなさい。
見たくないッ!って方は今すぐブラウザバックですよ。
日本ではあまり普及していませんが、ヨーロッパや中国ではフツーに食べられているらしいです。
トサカ。
誰が最初に「食べてみよう」などと言いやがったのでしょうか。
人間も食の探究心には勝てないということでしょうか。
ですが、食用ニワトリさんも頭から爪先まで余ることなく有効利用されている、と考えたらいいことのように感じますね。
コリコリの歯応えで、珍味・おつまみポジションだとか。
調理方法は茹でてポン酢と合わせたり、醤油等で煮込んだり、カリカリにオーブンで焼いたり……実にバラエティ豊か。
「一度食べたら忘れられない」「感動的な美味しさ」「ビールに最高に合う」などの声多数です。
見た目がアレでも、味は美味しいという典型的なヤツでしょうかね。わからないものです笑
通販で購入できるそうですので、興味のある方は食べてみてはいかがでしょうか。
豚足とか美味しいしいけるかも?僕、食べてみたいなぁ。
お、オレはいいや。
おわりに
いかがだったでしょうか?
恐竜の話やトサカはなぜ赤いのか、など、今回は豆知識多めの内容でしたね。ちょっとだけ博識になれたかも?
いやー、ニワトリには知られざる秘密がたくさんあったんですね。
(特に食用トサカ)
さあ、トサカのもやもやが消えたところで、
オムレツ作ろ〜っと!
あ、私も食べます
もちろんオレも!
なんかいい匂いだな。
俺の分もある?
ジュリッ!?