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こんにちは。今日も鳥が大好き、えびちです!
前々回、ライチョウという鳥さんを記事にまとめたのですが…。
この鳥さん、調べれば調べるほどおもしろい話が出てくるのです!
それがあんまりにも興味深い内容だったので、もういっそのこと2つ記事を書こうかと思い至り、2部構成で今回は後編にあたる記事を書いていこうかと思います。
今回はライチョウの『名前の由来』や『歴史』『昔話』『人間との関わり』 などなど….ライチョウにまつわる豆知識をドーンとご紹介していきますよ〜!
↓前編では生息地や生態についてまとめました。興味のある方はどうぞ!
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今回もオレがお供するぜ!
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それじゃあいきますよー!GO♪
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名前にまつわる豆知識
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名前の由来はカミナリ?
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ライチョウの名前の由来はなんだと思いますか?
漢字では【雷鳥】と書くくらいですから、なにかカミナリに関係のある語源なんでしょうか?
調べてみると、興味深い3つの説が出てきました!
①「ライチョウが出ると雷が鳴ることがある」などの言い伝えから『雷の鳥』になった説
②火難、雷難除けの信仰と結び付けられ、『雷の鳥』と呼ばれるようになったとする説。
③「山中でカミナリが鳴ると、雷獣を捕らえて食べる」という言い伝えから説
どれもそれっぽいですが、まだはっきりとしたことはわかっていないようです。
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「カミナリ」に深く関係のある鳥なんだな!
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ただ、これはあくまで現代人が考えた仮説に過ぎません。
昔は「ライチョウ」という名も使われていなかったみたいですし…
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そうなの!?そこんとこを詳しく解説してよ!
平安時代は「レイノトリ」と呼ばれていた!?
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現在は「ライチョウ」という名で浸透していますが、平安時代では別の呼ばれ方がされていたことをご存知ですか?
その昔…今から約1000年ほど前でしょうか。
ライチョウは「ライノトリ」や「レイノトリ」と呼ばれていたそうで、私たちに親しみのある「ライチョウ」になったのは江戸時代からなんだそうです!
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びっくりですね。
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そうなってくると『名前の由来はカミナリ説』がグラついてくるな?
そうですよね。
ライチョウは「霊峰に住む鳥」=「レイチョウ」とも呼ばれていたことから、時の流れと共に「レイ」が「ライ」になって「ライノトリ」になってしまったということも考えられます。
ライチョウがカミナリと結び付けて考えられるようになったのは江戸時代以降のことなので、昔と今で意味の相違があったと考えてもおかしくありません。
「レイノトリ」だったのか「ライノトリ」だったのか?
気になるところですが、歯止めがきかなくなりそうなのでこれくらいで。
英語で言うと雷鳥はサンダーバードではない!
突然ですが、ライチョウを英語で言ってみてください。
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はいはーい!雷の鳥だから、サンダーバード!どう?合ってる?
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ブブー。やっぱり引っ掛かってくれましたね。
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違うのか!?だって直訳したらそうじゃん!!
ライチョウ(雷の鳥)を直訳したら「Thunder bird(サンダーバード)」だと思いますよね?
これが違うんです。
正解はライチョウは英語でGrouse(グロース)またはPtarmigan(ターミガン)と言うのです。
さらに、このライチョウ=サンダーバードではない問題に誤解を招く出来事がありました。
1995年4月、「スーパー雷鳥」という特急列車に新型車両が登場したのですが…。
その車両の名前が『サンダーバード』。
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こりゃ間違えますよ。
鉄道会社に罪はありません。
だってサンダーバードって響きがカッコイイですから。
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ということで、ライチョウは英語でサンダーバードではない!と言うことを覚えておきましょう。笑
ライチョウが神の鳥と言われる所以
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氷河時代からの生き残り
ライチョウは2万年ほど前の氷河期から生き延びてきている鳥で、もともと北極圏に生息しています。
日本へはその頃やってきて、その後温暖になるにつれ冷涼な高山に生息するようになりました。
現在でも寒帯地域では普通に見られる鳥ですが、日本のライチョウは氷河期が去った後に本州の高山帯に取り残された種です。
独自の進化を遂げ、「ニホンライチョウ」となりました。
日本では古来より山は信仰の対象であったため、そこに住まうライチョウは神聖な『 神の鳥 』として敬われてきました。
霊山立山では特に崇められていたようで、昔の人々が大切に、大切にライチョウを扱いました。
その結果、現在でも立山のライチョウは人が近づいてもあまり怖がらないみたいです。
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かわいいですね。
ライチョウと人々の関わり
エスキモーの民話に登場するライチョウ
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ここでひとつ、ライチョウにまつわる昔話をお話しましょう。
シベリアやアラスカに住む『エスキモー』という民族の民話の一つです。
むかしむかし、おばあさんに孫がお話をしてちょうだいとねだりました。
おばあさんはめんどうくさかったので、早く寝かしつけようと、こわいお話をしました。
すると孫は、おそろしさのあまり小鳥になって飛んでいってしまいました。
それを悲しんだおばあさんも、鳥になりました。
その鳥がライチョウです。
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?なんだかよくわからない話だな。
ライチョウは、その可愛い姿からは想像もできないほどのしゃがれ声で鳴きます。
「ガアアァァ」と、低〜い喉の奥をガラガラ言わせるような声です。
この声が、おばあさんが孫を探している声に聞こえたのでしょうか。
ヒナを連れてしゃがれ声でなくライチョウの姿から、こんなお話が生まれたのでした。
現在の保護活動
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ニホンライチョウは、特別天然記念物であり環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類に分類されています。
そのため、ライチョウが生息する各県では環境保全を積極的に取り組み、ライチョウの保護と生息環境の維持を図っています。
ボランティアを集って保護柵を設置したり、観察マナーの普及を行ったり。
定期的に一般人に向けた講習会も開催されているようです。
環境省も保全活動に積極的で、現在はライチョウの親とヒナを一定期間保護して個体数を増やしていく保護増殖事業に取り組んでいます。
繁殖に向けた研究が進められているなど、ライチョウを守る努力は続けられています。
神の使者と呼ばれる【ライチョウ】の豆知識をご紹介!|まとめ
今回はライチョウの豆知識をたくさんご紹介しました。
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お疲れ様でした!
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またライチョウのことに詳しくなったぜ。
可愛いだけじゃない、そのコロコロボディに秘めた波瀾万丈な歴史や興味深い物語たちはライチョウという鳥の魅力をより教えてくれました。
鳥に限らず、生き物は調べてみるともっと好きになれますね。
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では、この辺で失礼します!
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