実は栄養満点!?卵についてる白い塊「カラザ」の正体は?

ちろり
ちろり

おやつにプリン作ろーっと♪

ちろり
ちろり

………。

ちろり
ちろり

ねえねえ、卵を割ったら黄身と白身….

あと白いヒモが出てくるでしょ?

ちろり
ちろり

あれってなんであるんだろう?

あび坊
あび坊

よく考えたら、黄身と白身がある理由はなんとなーくわかるけどさ、

あの白い塊っていったいなんのためにあるんだ?

えびち(主)
えびち(主)

なんだか主も気になってきたので、調べてみましょうか。

生卵を割ったときに必ず入っている、あの白いカタマリ

名前は「カラザ」と言うらしいです。

生で食べても火を通しても喉越しが悪いし、取りずらいし、正直言って邪魔ですよね。

卵は白身派と黄身派で別れがちですが、

「自分はあの白い塊が好き!」って人、えびちは会ったことないです。

そんな嫌われ者のカラザくんですが、

実は生物としての重要な役割を担っていたり栄養満点だったりと優秀なものなのです。

ということで、今回はこの「カラザ」の知られざる秘密を暴いていきますよーッ!

ナゾの白い塊「カラザ」の役割

あび坊
あび坊

卵ってんだから、もともと

ひよこになるモノなんだよな?

じ、じつはカラザが目玉になるとか…?

えびち(主)
えびち(主)

いえ、ひよこの部位になるモノではありません。

たまーに「あの白いヒモはへその緒だ!」とか「アレは目ん玉になるものだ!」だとか言った風に勘違いしている方がいますが、そんなおどろおどろしいものではないので安心してください。

「カラザ」は、どちらかというと「役割」のようなものに近いです。

では、どんな役割があるのか見ていきましょう。

ひよこを守るぞ!

突然ですが、卵の黄身ってぷるぷるのくせにやけに頑丈だと思いませんか?

卵を振り回したら、黄身が割れてぐちゃぐちゃになりそうなものですが、実際そうはならない。

実はこれ、カラザのおかげだったんです。

あび坊
あび坊

卵白は?アレって黄身を守るモノじゃなかったのか?

卵白には別の役割があります。ひよこの栄養源だったり、細菌を繁殖させないようにしたり、など。

多少守られてはいると思いますが、卵白だけでは卵黄を衝撃から守るには役不足。

そこでカラザの出番ってわけです!

よーく見てみると、カラザはねじれた構造をしています。

これは「卵黄を卵の中央に固定させる」ための形です。


中央に固定されたことで、卵白が外側になり、結果外部の衝撃から黄身を守ることができる、というわけです。

つまり、カラザは、中のひよこに衝撃がいかないようにして、生き残る確率を上げるという重役を担っていたんですね!

ちろり
ちろり

カラザにもしっかり役割があったんだね!

えびち(主)
えびち(主)

次はカラザの栄養素についてです!

実は栄養満点!?

カラザに含まれる栄養素

カラザがあると見た目が良くないから、等の理由で、ご家庭などでは取り除かれがちです。

ですが、カラザの見た目でなく栄養素に目を向けたことはありますか?

調べてみると意外と栄養満点で驚きました。

実はカラザにはルシウムリンなどミネラルカロチンビタミンB1B2など栄養がたっぷり。

最近は料理番組でも取っていないみたいなので、取る手間を考えたら別に取らないで食べるのも良いでしょう。

免疫力向上・抗がん作用が期待されている「シアル酸」

最も注目すべきは「シアル酸」。

通常の卵白にはない栄養素で、カラムの内部に豊富に含まれています。

シアル酸には免疫力を向上させたりする効果があります。

最近の研究では「風邪やインフルエンザなどにも有効」との嬉しい研究結果も報告されているみたいですよ!

また、シアル酸には「抗がん物質」が含まれていることも実証されています。

以上、いいことづくしのシアル酸でした!

ちろり
ちろり

感染症に有効なのは今のご時世的にもありがたいね!

「シアル酸」優秀な成分だ。

かといって、卵一個に含まれているシアル酸の量なんてほんのちょっとですから、

「気持ち悪いけど食べなきゃ!」なんて切り詰めて考えなくても大丈夫です。

カラザを上手に取るコツ

ここまでさんざんカラザをベタ褒めしてきましたが、実を言うとえびちはカラザが大っ嫌いです。

えびち(主)
えびち(主)

「とは言っても気持ち悪いからえびちは取りますがね。」

えびち(主)
えびち(主)

って気持ちで調べてました。ゴメンナサイ笑

カラザは取り除かなくても問題はないですが、えびちのように気になる人は取り除いているはずです。

そんな時のあるあるなんですが、カラザを取ろうと思ってもなかなか取れなくて「うおーーッ」ってなった経験、ありませんか?

手先が器用でない人ならなおさら。はい、えびちのことです。

そんな人に朗報!上手にとれるコツが存在していました。

取り方①

卵を割るとカラザは卵黄とくっついているから、その卵黄と接している根本の部分をつまみ、あとは持ち上げる。

…..いや、皆さんが言いたいことはわかっています。不器用な人はこれやっても取れないんですよね。

ええ、調べましたとも。

なんと、フォークやスプーンを使ってとる方法もあるみたいです!

取り方②

フォークの隙間にカラザを絡ませてとる。

スプーンの場合は2本で挟んで持ち上げる。

これでどうだ!?

ちなみにえびちが身をもって試してみましたが、意外とスイスイ取れましたよ。ノンストレス✨

これでもダメって方は、なんとカラザを取るためだけの専用の道具なるものが出てるみたいなので、買ってみるのも手かもしれないです!

次項でチョロッと解説させてください。

専用の道具も!?

「カラザを取る作業がどうしようもなくストレスだ!」

「時間がもったいない」

「気持ちよく取りたい」

こんな人向けに素晴らしい便利グッズが売られています。

筆状のものからスプーン状のものまで、形はさまざま。

卵かけごはんなど、カラザを一欠片も残したくない!って場合に便利ですね

カラザ取り&卵をなめらかに混ぜられる便利グッズ

おわりに

カラザには「ヒヨコを衝撃から守る」という生物としての役割がありました。

この豆知識、ぜひ周りの人に言いふらしちゃってください!

いやーしかし、含まれている栄養素の面でも優秀だとは驚きましたが。

食べても全く害はないので、気にならない方は一緒に食べてしまいましょう。

あ、でも、スイーツを作るときはしっかり取り除きましょうね!

ちろり
ちろり

今日作るプリン、カラザも入れてみようかな。

えびち(主)
えびち(主)

え!?それは取ってください…。