間違い注意?フクロウそっくりな鳴き声の野鳥【2種】

間違い注意?フクロウそっくりな鳴き声の野鳥【2種】

えびち(主)
えびち(主)

こんにちは!えびちです。

森の中を歩いていると、こんな鳴き声が聞こえてくることがあります。

「ホーホー…ホーホー」

「ポッポ、ポッポ」

「デーデー、ポッポー」

よく響く音に、規則的なリズム…まさに『フクロウ』の鳴き声のように感じますが…。

ちょっと待って!

ふーさん
ふーさん

それ、フクロウじゃないカモ。

じつは、こちらの3つの鳴き声のうち、下2つはフクロウとは全く違う種類の野鳥なのです。

真ん中の鳴き声がカッコウ科の『ツツドリ』

一番下がハト科の『キジバト』でした。

ということで、この記事では『キジバト』と『ツツドリ』の鳴き声の比較と、ちょっとだけ生態も紹介していきたいと思います。

どちらも一度聞けばバッチリわかる鳴き声なので、フクロウと間違えないように覚えておきましょう!

えびち(主)
えびち(主)

はじめて聞いた人はフクロウだと勘違いしちゃうかも!

えびち(主)
えびち(主)

えびちも小さい頃、キジバトの鳴き声をフクロウだと思い込んでいました。

えびち(主)
えびち(主)

まさか正体はハトだったなんて!あの時の落胆は忘れません。

ふーさん
ふーさん

なんかキジバトが可哀想なんだけど。

えびち(主)
えびち(主)

それでは、まずはキジバトの鳴き声から聞いてみましょう。

キジバトってどんな鳥

見た目は?ドバトとの比較

キジバトはハト目ハト科の野鳥です。

ハトといえば最も身近な鳥の一種ですが、公園でパンくずに群がるドバトとは一味違うのがこのキジバト。

キジバトの別名はヤマバトであり、その名前の通り森林や山地に生息しているハトなのです。

ふーさん
ふーさん

ドバトと見た目はどう違うノ?

首には魚のエラのような縞模様があり、ドバト特有の白い鼻コブがありません。

最も目を引くのは美しいウロコ状の翼です。

ちなみに…ドバトは、個体によって様々なカラーがありますよね。

白黒のブチだったり、チョコレート色をしていたり、アルビノのように真っ白なものもいます。

対してキジバトはこの見た目のみ!

オスもメスもほとんど同じ模様・色なので、一度覚えれば間違えることはありません。

鳴き声は「デーデー、ポッポー!」

ふーさん
ふーさん

それで?

こいつの鳴き声がフクロウに似てるって話だったけど。

えびち(主)
えびち(主)

その通り。

では、キジバトのさえずりを聞いてみましょう。

ダブルタップ!

文字に起こしてみると…「デーデー、ポッポー!」といった感じでしょうか。

おなかをぷーぷー膨らませてさえずる姿には愛嬌がありますね。

えびち(主)
えびち(主)

このリズムを6〜7回繰り返して、休憩。

少ししたらまた「デーデー、ポッポー!」をはじめます。

ふーさん
ふーさん

うん。

言われてみれば…確かにフクロウっぽいネ。

キジバトは割と警戒心の強い鳥なので、うっそうと繁った林の中人の視野に入らない高いところ(電線の上など)で鳴きます。

姿が見えないことも相まって「これフクロウ!?」といった具合に勘違いをしてしまう人が多いんですね〜。

キジバトは鳴き声がフクロウに間違われる鳥ナンバーワンではないでしょうか。

『ツツドリ』ってどんな鳥?

ツツドリの見た目

キジバトに次いで間違われやすいのがこの『ツツドリ』。

ふーさん
ふーさん

あれ、これってカッコウじゃね?

カッコウ科の野鳥の中でも『カッコウ』『ツツドリ』『ホトトギス』の3種は「見た目」での判別がかなり難しいとされています。

間違い注意?フクロウそっくりな鳴き声の野鳥【2種】
えびち(主)
えびち(主)

こちらがカッコウ科3種の比較写真です。

ふーさん
ふーさん

鬼難易度じゃん。

そういうの俺パス!

えびち(主)
えびち(主)

えびちも写真を並べて「これなーんだ?」と言われたら…。

当てられる自信はないですね。

えびち(主)
えびち(主)

静止画では難しいですが、鳴き声を聞けば簡単に判別が可能なんです。

鳴き声は「ポッポ…ポッポ…」

ふーさん
ふーさん

カッコウの鳴き声は「カッコー」だろ?

ふーさん
ふーさん

ホトトギスは聞きなしで「特許許可局」とか言われてるよな。

ホトトギスは江戸の武将3人がどうにか鳴かせようとした鳥でした。

鳴き方は「キョッキョッ、キョケキョキョ」といった感じで、下の記事でも紹介しましたね。

ふーさん
ふーさん

ツツドリ、ツツドリ…。

コイツはどんな鳴き声?

えびち(主)
えびち(主)

それでは聞いてみましょう。

えびち(主)
えびち(主)

とてもフクロウっぽい鳴き方をしますよ。

ダブルタップ!

ツツドリは「ポッポ…ポッポ…」と鳴きます。

「よぉーーっ!ポンポン!」…といった具合で、和楽器の『鼓』を打つ音によく似ているため『ツツ』ドリとなりました。

鳴き声が非常に特徴的なので、聞こえてきたら一発でわかる鳥でもあります。

日本には夏鳥として四国以北に渡来・繁殖していますが、山林を好む野鳥のため、市街地には滅多に現れません。

さらにツツドリは目立つ場所を嫌うため、木々が密集した林内にひっそりと隠れています。

そのため「声は聞こえるけど姿が見えない…」場合がほとんどです。

ふーさん
ふーさん

うん。これはフクロウと間違えちゃうカモ。

間違い注意?フクロウそっくりな鳴き声の野鳥【2種類】|まとめ

えびち(主)
えびち(主)

お疲れ様でした!

この記事では鳴き声がフクロウっぽい野鳥を2種紹介させていただきました。

ふーさん
ふーさん

『キジバト』と『ツツドリ』だな。

ふーさん
ふーさん

それにしても、ハト科とカッコウ科だろ?

見た目は全然フクロウっぽくないのに、鳴き声はそっくりなんだよネ。

えびち(主)
えびち(主)

そうですね…。よく響く鳴き声なだけに、多くの人が間違えてしまうようです。

えびち(主)
えびち(主)

皆さんも惑わされないようにしましょう!

えびち(主)
えびち(主)

それでは、この辺で失礼します。

えびちのとりどり