数年前、突如として現れネット上を震撼させた鳥、シマエナガ。
その「白くてまんまるなボディ」や「人形のようなクリクリお目目」という現実離れしたカワイさで人々を魅了し続け、今ではすっかりみんなの人気者です。
一大シマエナガブームを巻き起こし、グッズとして街中で見かける機会が増えた今日、鳥に詳しくない方も名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回はそんなシマエナガとエナガにフォーカスを当てて、生息地、生態など、気になるあれこれを徹底解説します!
ちなみに、この記事を書いているえびちは道民で、シマエナガは家の前でも会えるほど身近な鳥さんですよ〜。
そんなえびちと一緒にシマエナガについて学んでいきましょう!
シマエナガの僕、ちろりもお供するよ。
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シマエナガとエナガの違い
皆さんは【エナガ】と【シマエナガ】の違い、わかりますか?
しばしばネットでも間違った知識がみられますが、実は似て非なるものなのです!
多くの人は違いを答えられないものですが、バシッと知っていたらかっこいいですよね。
ってことで、せっかくですから覚えて帰っちゃいましょう。
そもそも、シマエナガというのはエナガから派生した亜種になります。
ですから、エナガとシマエナガは兄弟のようなものです。
ん〜、例えるなら…..あ!ポ○モンのリージョンフォームってカンジ!
わかりやすいけど、ポ○モン知らない人には伝わらないかな?
模様や大きさを比べてみよう
では、肝心のシマエナガとエナガの見分け方はというと…。
ズバリ「見た目」と「生息地」の2つ!
まずは見た目を比べてみましょう。
エナガは頭部に黒い線が入っているのに対して、シマエナガの頭部は全体的に白いのが特徴。
ネットで話題の真っ白な雪の妖精タイプはシマエナガですね。
頭に黒い線があるかないかで見分けましょう。
下の画像は冬毛のシマエナガとエナガ。
この画像をみたら、模様の違いが分かりやすいよね!
サイズはどちらも同じで14cmほどです。
14cm….ピンポン球の直径ほどの大きさしかありません。
小さい〜!
シマエナガの方が人気がありますが、こうしてみるとエナガのほうも愛嬌があってカワイイですね。
べこ餅みたいなカラーリングでおいしそう。
エナガとシマエナガ、夏毛と冬毛
「エナガとシマエナガの違いは、模様を見れば一目瞭然。だから見分けは簡単です!」
….と言いたいところですが、この考えには落とし穴があります。
えっとね、シマエナガには夏毛っていうのがあって、これが多くの人を混乱させている原因なんだ。
その原因は『夏毛』と『冬毛』。
シマエナガは夏になると見た目が変わって、まだらに黒が入ったワイルドな夏毛にチェンジします。
この夏毛バージョンのシマエナガがエナガと似ているせいで、エナガとシマエナガの区別がつかなくなってしまうのです。
見た目で区別する際は、冬毛に注目してみるとわかりやすいですよ。
エナガとシマエナガ、生息地のちがい
見た目以外で見分ける方法はあるのでしょうか?
あるよ!じつは、シマエナガとエナガで生息地がはっきり分かれてるんだ。
はい、その通りなんです!
『エナガ』は北海道から九州まで、日本であれば平地から低山地の林にすんでいます。
基本は群れで行動し、公園や道端の木で見かけることもあるみたいなので、本州に住んでいる方はエナガを見つけることができます。
一方で残念なお知らせなのですが、
シマエナガは北海道にのみ生息しています。
ですからシマエナガを生で拝みたい場合は北海道に出向くほかない、ということですね。
⭐️シマエナガ→北海道にのみ生息
⭐️エナガ→九州以北の日本全国に生息
道外のひとは北海道に来たら、僕たちを探してみてね。
シマエナガファンのみなさんは北海道に住みましょう。
シマエナガの豆知識
シマエナガって実は都会にもいる!
生息環境はエナガもシマエナガもあまり変わらないので、まとめてご紹介します。
まず、どちらも平地や山地の近くの林に生息しています。
えびちの家の前は林になっているので、朝になるとよくシマエナガの鳴き声が聞こえてきたり、こなかったり…。
なんだか、森の奥ふかぁ〜いところにいるイメージがあるよね。
実は、そんなことないんです。
シマエナガは意外と「住宅街に囲まれた公園」や「道端の街路樹」にもいたりします。
北海道の中心、札幌のど真ん中に位置する大通公園でも目撃情報があるほど。
でも、なにしろサイズが小さい&動きがすばしっこいので、ほとんどの人は気づかず素通りしてしまっています。
だから目撃情報が少ないんですね。
すぐ近くにいたのに気づかないで生活していたっていうのはちょっと悔しいかも。
えびちが見つけたときは、人通りの多い並木道の木に普通にいました。
周りの人は誰も気がついていない様子でした。
シマエナガを探すぞ!と意気込んでいる人にしか見つけられないのがシマエナガくんなのです。
カラス並みにいっぱいいたら探しやすいのにねー?
それじゃ『雪の妖精』感がなくなっちゃうでしょうが。
フラッと突然現れるからいいんですよ、こういうのは。
下の記事では、道民の自分が「シマエナガ探しのコツ」についてまとめているので、参考にしてみてね。
どんな生活をしているの?
お次はシマエナガの生活を覗きみてみましょうか。
シマエナガはいつも十数羽程度の群れを作って林の中をちょこちょこ移動しています。
同じ場所に留まることはなく、群れで移動しながら餌を探している印象です。
この群れには他の小鳥が混じっていることもよくあり、その場合はケンカせずに仲良く餌を探し回っています。
小さい鳥さんが群れで行動しているのはかわいくて癒されますね〜♪
『ヤマガラ』『シジュウカラ』などのカラ類と一緒に餌を探しているよ。
餌は昆虫やクモ類のほか、樹液を吸うこともあります。
人間に対しての警戒心はやはり野鳥なのでそれなりに。
夜になると小さなからだを寄せ合って集団で眠る習性があり、その姿はさながら串団子のよう。
ぜひ見てみたいところですが、昼間でも捜索難易度MAXのシマエナガさんなので、写真で楽しむ他なさそうです。
✔️ 主に平地から山地にかけての林に生息している
✔️ ごく稀に街中の公園や道端の木で見かけることもある
✔️ 小さな群れを作っている(十数羽程度)
名前の由来はまさかの…アレ?!
ここでシマエナガの名前にまつわるおもしろいお話を。
野鳥の名前は歴史や当時の人々の考えが込められていて面白いんです。
そしてこのシマエナガにも、ユニークな名前の由来があるんですよ。
『エナガ』部分はバラして「柄」「長」、つまり柄が長いもの…。
正解は柄杓(ひしゃく)です。
お正月に初詣に行ったとき、手を清めるために使うアレですね。
昔は水などの液体を汲むための道具として広く普及していたので、きっと昔の人は
「あの白いモフモフ、柄杓みたいだなー!よし、あいつは今日からエナガだ。」
といった感じで名前が浸透していったのでしょうか。
たしかにちょっと似てるかも?
ではシマエナガの『シマ』部分の由来はなんでしょうか?予想してみてね。
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正解は『シマ=島』、つまり北海道を意味するとされています。
つまり、名前からして北海道=シマエナガになっているので、シマエナガは昔から北海道の鳥という認識だったようです。
おまけ:シマエナガグッズ買うなら……
最後に、ここまで読んでくれた生粋のシマエナガ好きの皆さんに…耳寄りの情報をお伝えします!
かわいいシマエナガグッズ、欲しいですよね?
そんな方には『フェリシモ』をドーンとおすすめしたいんです!
※フェリシモで販売中のシマエナガキーポーチ。ビヨーンと伸びます
ね?超カワイイでしょ?
他にもこんなに魅力的なシマエナガグッズがい〜っぱい!
- 天気を予報してくれる『シマエナガのストームグラス』
- 食べるのがもったいない『シマエナガの和風マシュマロ』
- 10羽のシマエナガと一緒に眠れる『ロングクッション』
- ギュッと寄り添う『ボックスティッシュカバー』
これで毎年どんどん新商品が増えているんだから、驚きですよね。
特に最近発売した『シマエナガのティッシュカバー』は、ティッシュの上にポテポテっとシマエナガたちが乗っていて…。
キュン死確定のカワイさ!!
シマエナガだけじゃなくて、インコ・文鳥・ペンギン・ウズラ・ライチョウ・キーウィって鳥までグッズ化されているよ!
フェリシモは鳥グッズにすごく力を入れているんですよ〜。
ということで…シマエナガ好きに限らず、鳥好きの皆さんは絶対にチェックしてほしい通販サイトとなっています。
ちなみに、自分も実際に『フェリシモ』に登録して鳥グッズを買ってみました!
この実体験は下の記事でお話ししているので、気になった方は読んでみてくださいね〜♪
【シマエナガ】と【エナガ】の違い|まとめ
この記事ではシマエナガのあれこれについてまとめてみました!
有名になったことで多くの人の目に触れる機会が増えた今、正しい知識を持つ方も同時に増えてくれると嬉しいものです。
道外の方はぜひ北海道旅行に来た時にでも探してみてください。
シマエナガを見つけた時の体験は、きっと何ものにも変え難い素晴らしい思い出になることでしょう。
では、また次の記事でお会いしましょう!
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