どうも、鳥LOVEブロガーのえびちです。
いやー、野鳥撮影は楽しいですね〜!
あれ?えびちって機械音痴でカメラ全然わかんなかったよな?
ギクッ!
この記事を書いている中の人ことえびちは、カメラに触ったこともない初心者でした。
そんなカメラ知識0の私でしたが、2年ほど前に『Nikon COOLPIX P900』というカメラを購入しまして。
現在はこ〜んな写真を撮れるまでになりました!
このカメラ、初心者さんにおすすめなんです!
そんなわけで本記事は
「初心者が野鳥撮影のために8万円のカメラ【Nikon P900】を購入!初心者におすすめの理由や使ってみた体験談まとめ」
について書きました。
カメラの専門知識なしでも野鳥撮影がしたい!
そんなカメラ初心者さんに向けて、同じ初心者であるえびちの体験談を交えてお話ししていきたいと思います!
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カメラ初心者の私が7万円のカメラを買うに至ったいきさつ
知識ゼロでも写真は撮れる
かれこれ2年は野鳥を撮っているえびちですが、いまだにカメラの知識、つかず。
「ISO感度?絞り?細かいことはいいんだよ!!」
精神で今日もパシャパシャ撮ってます。
そんなテキトーな感じでいい写真なんて撮れるのか?
どうでしょうか?
いい感じに撮れてますよねー!
これは私が現在も愛用している【Nikon P900】というカメラを使って撮られた写真なんです。
このカメラ「野鳥モード」なるものがありまして、これがとにかく初心者にオススメ!
野鳥モードについては『P900を購入してみたメリット3つ』のところで解説しますね。
こちらが『Nikon COOLPIX P900』
カメラを触ったこともないえびちにとっては、はじめて買ったカメラでした。
野鳥撮影用のカメラを買おうと思ったきっかけ
えびちがカメラを買おうと思ったきっかけをお話ししていきます。
2年ほど前でしょうか。
当時から相当の鳥好きだったえびちですが、野鳥撮影は「カメラに詳しくないと難しそうだな」と思って手を出していませんでした。
そんな時です。なんと旅行先で出会ったオジロワシに一目惚れ。
「写真!写真!」
なんとしてもオジロワシの写真を撮りたいえびち。
慌てて持ってきたカメラで撮影を試みますが、肝心のカメラは景色を撮る用として持ってきたもので、さらに古い型というポンコツ具合。
慌てて撮った写真です。
もうちょっと下〜!!!もどかしい!
これ以上ズームもできなかったので、顔を撮ることもできず。
あ〜〜行かないで〜〜!
残念ながらオジロワシのシャッターチャンスを逃してしまいました。
しっかりと野鳥撮影に適したカメラを用意しないと、野鳥を撮ることはできないのです。
えびちは決意しました。
立派なカメラを買ってリベンジしてやる!と。
お金にケチケチするタイプのえびちですが、この時ばかりはいいカメラのためならお金を惜しみなく使うと覚悟を決め、こうして野鳥撮影の世界へ…。
初心者必見!P900を購入してみたメリット3つ
店員さんに聞き、ネットで情報を集め、野鳥ガチ勢の友達を頼り……そうしてたどりついたのは【Nikon P900】というカメラ!
P900の性能
性能はこちらです。
特筆すべき点はマーカーを引いておきました。
P900の性能
型式 | コンパクトデジタルカメラ |
映像素子 | 1/2.3型原色CMOS |
有効画素数 | 1605万画素 |
レンズ | 光学83倍ズーム、NIKKORレンズ |
焦点距離 | 4.3-357mm(35mm判換算24-2000mm相当の撮影画角) |
開放F値 | f/2.8-6.5 |
電子ズーム倍率 | 最大4倍(35mm判換算で約8000mm相当の撮影画角) |
ダイナミック ファインズーム | 最大2倍(35mm判換算で約4000mm相当の撮影画角) |
手ブレ補正機能 | レンズシフト方式(静止画) レンズシフト方式と電子式の併用(動画) |
シャッタースピード | ・1/4000※~1秒 ・1/4000※~15秒(MモードでISO 100時) ※広角側、f/8時 |
ISO感度 | ISO 100~1600、ISO 3200および6400(P、S、A、Mモード時に設定可能)、Hi1(ISO 12800相当)(スペシャルエフェクトの[高感度モノクロ]時) ・ISO感度は、標準出力感度 |
大きさ (幅×高さ×奥行き) | 約139.5×103.2×137.4mm(突起部除く) |
質量 | 約899g(電池、メモリーカード含む) |
撮影モード | オート撮影モード、シーンモード(ポートレート、風景、スポーツ、夜景ポートレート、パーティー、ビーチ、雪、夕焼け、トワイライト、夜景、クローズアップ、料理、ミュージアム、打ち上げ花火、モノクロコピー、逆光、かんたんパノラマ、ペット、月、鳥、タイムラプス動画)、おまかせシーンモード、スペシャルエフェクトモード、P、S、A、M、ユーザーセッティングモード |
発売日 | 2015年3月19日 |
なにがなんだかわかんねーー!!
カメラに詳しくない方は、この表を見てもよくわかりませんよね。
安心してください!
これから、このカメラのメリットとデメリットを初心者目線で3つずつご紹介していきます。
実際に使ってみた感想も書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはメリット3つから!
超望遠カメラなのにお手頃価格
このカメラの1番の強みは「超望遠ズーム」です。
遠くに見える月が…
ドン!
すっげーッ!こんなに近くに!!
はっきりクレーターまで見えてしまうのもP900のすごいところです!
この山の峰を拡大していくと…..
ズンズン…
なんと登山客が見えてしまいました!
P900は光学83倍ズームという驚きの性能で、遠くの標的もくっきり、はっきりと撮ることができます。
野鳥撮影において、このズーム能力は非常に大事な要素。命です。
みたことはありませんか?
バズーカのようなバカでかいカメラを持っている人。
あれは『望遠カメラ』と呼ばれるもので、天体観測や野鳥を撮るのに特化しているカメラです。
望遠カメラはゴツくてお値段も30万〜と高くなりがち。
ですが、このP900はコンデジのためコンパクトサイズの上お値段もお手ごろ!
2022年の現在は 65,000〜90,000円ほどで買うことができます。
いまだに価格の変動があるので、かなり人気のカメラであることが窺えますね。
野鳥モードが最強すぎる
カメラは絞り・露出・シャッタースピード・ISO感度などなど…なんだかよくわからない要素がたくさんあります。
写真を撮るにはこれらを調整する必要があるのですが、ハッキリいって初心者には難しい!無理!
なんだか頭が痛くなってきますよね。
この悩みを一気に解決できるのが『野鳥モード』です。
『Nikon COOLPIX P900』にはあらかじめ野鳥モードが搭載されています。
ワンタッチでできるので細かい設定をする必要ナシ!
これはかなり初心者にありがたい要素ですね〜。
ちなみに、えびちの写真も全て『野鳥モード』を使って撮られています。
ワンタッチでピッタリな調整ができるなんて、便利な機能だな!
一眼レフじゃないから初心者にやさしい
カメラには一眼レフ、ミラーレス、コンパクトデジタルカメラという種類があります。
超カンタンに説明すると、一眼レフやミラーレスはカスタマイズ性があります。
レンズを交換できたり、フィルターをつけられたりですね。
某カメラ店の店員さんにも
「カメラをいじりたいなら一眼レフがおすすめ」
と言われました。
P900は一眼レフじゃないのか?
P900はコンパクトデジタルカメラ、いわゆるコンデジになります。
コンデジはお値段やサイズ感がお手ごろなのが特徴。
なので、カメラにさほど興味がなく気軽に写真を撮りたい方にオススメです。
つまり!
コンデジは「これから野鳥撮影を始める」という人にピッタリなんです。
- 一眼レフ→上級者におすすめ
- ミラーレス→ちょっとカメラをいじりたい方におすすめ
- コンデジ→気軽に撮りたい方におすすめ
野鳥撮影にP900をおすすめする理由
- 野鳥を撮るのに適した超望遠カメラ
- ハイスペックなのに安価で買える
- ワンタッチで野鳥撮影モードにできる
- ミラーレスカメラだから手軽に始められる
以上がP900を実際に使ってみて感じたメリットでした!
P900を購入して感じたデメリット3つ
重い
P900の重さ
質量 | 約899g(電池、メモリーカード含む) |
ほとんど900g!
なんでこんなに重いんだ?
P900は
この筒状のレンズ部分が
ニョイーーンっと伸びます。
超望遠のヒミツはこの大きなレンズ!
これがあるからこそ化け物のようなズームができるんです。
そんな超望遠レンズを積んでいるんですから、重くなるのはやっぱり仕方のないこと。
モヤシのえびちは5分持っていたら手がプルプルしてきます。
えびちは三脚や一脚を使って手ぶれをカバーしています。
暗い場所での撮影には不向き
P900は基本的に暗所での撮影には向いていません。
別のモードで「夜景」があって、それは問題なく撮れるのですが、野鳥モードは夜になると全く撮影できないです。
したがってフクロウなどの夜行性の鳥を撮りたい方は注意です。
シャッタースピードが遅い
これはP900を使っていて1番気になったことです。
まずはこの写真を見てください。
羽のとこがブレちゃってる。
被写体がブレてしまっていますね。
では、こちらの写真はどうでしょう。
こっちの写真はブレていません。羽もしっかり撮れています。
これはシャッタースピードの違いによるものです。
前者のマガモがP900で撮られた写真で、大きくブレてしまっているのはシャッタースピードが遅いのが原因。
P900の鳥モードのシャッタースピードは自動調整なのですが、実感としてかなり遅いです。
最低でも必要な数値 | 1/2000秒以上 |
P900の シャッタースピード | 1/4000〜1秒(自動調整) |
飛んでいる鳥を撮る場合は速いシャッタースピードが要求されるので、P900は飛翔している鳥や羽の動きを撮ることがニガテ。
ちなみに、後者の写真は『SX70 HS』というカメラで撮影されたものです。
このカメラはP900のデメリットを補ってくれるスグレモノで、えびちは使い分けて使っています。
次の項でちょこっとだけ解説しますね!
P900のデメリットを補える『SX70 HS』
P900のデメリットをまとめてみます。
- 重い
- 暗所での撮影に不向き
- シャッタースピードが遅い
えびちが1番痛いと感じたのは、シャッタースピードが遅い=飛んでいる鳥を撮れないことですね。
そこで登場するのがCanonの『SX70 HS』
P900と性能を比較してみましょう。
Nikon P900 | Canon SX70 HS | |
---|---|---|
重さ | 約899g | 約574g |
大きさ(幅×高さ×奥行き) | 約139.5×103.2×137.4mm | 127.1 × 90.9 × 116.6mm |
有効画素数 | 1605万画素 | 2,030万画素 |
シャッタースピード | 1/4000~1秒 | 15~1/2000秒 |
連写能力 | 7コマ/秒 | 10コマ/秒 |
レンズ | 光学83倍ズーム | 光学65倍ズーム |
値段 | 65,000〜90,000円 | 約65,000円 |
鳥モード | あり | なし |
ズームの能力は落ちますが、P900の欠点をうまいことカバーしてくれるので重宝しています。
なにより軽いのが魅力ですね!持ち運びも便利。さらに画素数も上回っていて高画質!
こちらもおすすめです。
↓『SX70 HS』を見る
P900をネットで安く買える場所は?
私が2年前に店舗で買った時は、本体価格8万円+換えの電池やカバーなどもろもろ合わせて10万円近くかかりました。
参考までに。
価格は常に変動していて、現在は中古で6〜7万円、新品で買うと8〜10万円以上。
ネットでは中古での取引が主流となっているので、新品を買いたい場合は店舗に行って買うのがおすすめです。
中古でも状態が良いものを選べば新品同然ですので、お得に買える点を重視するなら中古もアリですよ!
新品だと異様に高い値段ですが、中古であれば格安で販売されています。
ぜひいろいろ調べてみてね。
野鳥撮影ライフ、はじめてみませんか?
この記事では『Nikon COOLPIX P900』を実際に使ってみたメリット、デメリットを紹介していきました。
なるべく初心者さんに向けて噛み砕いて説明してみましたが、どうでしたか?
結局えびちが伝えたかったのは「野鳥撮影はハードルが高そうだけど、初心者でもじゅうぶん上手な写真が撮れる」ってことです。
P900は初心者でも使いやすい優秀なカメラですので、野鳥撮影をはじめてみたい方はぜひ検討してみてください。
これを機に野鳥撮影にハマる人が一人でも増えてくれると嬉しいです!
カメラを買って
「いざ野鳥撮影!」
って方は、下の記事がオススメです。
野鳥と出会える確率がグーンとアップする秘訣をお教えしますよ〜👍