こんにちは!えびちです。
2018年あたりからジワジワとブームが到来し、一世を風靡した『ハシビロコウ』という鳥さん。
みなさんは知っていますか?
すごい勢いで鳥界の人気ランキング入りを果たしましたね。
現在でもランキング上位を維持しているファンの多い鳥さんです。(えびち調べ)
えびちもぬいぐるみを持ってるくらい大好きですよ。
↓ハシビロコウ好きの方にはグッズまとめ記事もオススメ!いいのが揃ってますよ〜👍
…本題に戻りましょう。
えびちは思ったのです。
ハシビロコウにはミステリアスな部分が多いのではないか?と。
「生息している国や環境」「寿命」「名前の由来」「なぜ動かないのか」…疑問点が次から次へと出てきますね!
ということで、えびちが個人的にとーっても気になったので、この記事に全部まとめてみました。
調べていくうちに、ハシビロコウが意外とおちゃめで愛される鳥であることがわかってきましたよ!
ハシビロコウ…なんだか親近感の湧く鳥だなッ。
ってことでこの『ハヤブサ』のオレも一緒に見ていくぜ!
一文字しか合ってない気が…いえ、いいです。
それではまずはハシビロコウの生態から。
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ハシビロコウの生態
大きさ・カラダの特徴
気になるハシビロコウの大きさは、なんと1.2m!
120cmというと、ちょうど小学校3年生くらいの身長。
成人男性の胸のちょっと下くらいまであります。
でっか!
見た目の特徴では、なんといっても大きなクチバシが目につきますよね。
ハシビロコウはペリカンの仲間と言われているので、大きなクチバシを持っています。
野生のハシビロコウは大きなくちばしを打ち合わせて音を鳴らす『クラッタリング』をします。
クラッタリングはコミュニケーションの方法の一つと言われています。
ゴリラのドラミングと考えていただければわかりやすいかと思います。
あとは羽ですが、体とクチバシがずっしりしているせいか長距離を飛ぶことはできません。
が、狩りの際に大きな翼を広げて100~500m程度飛ぶことはあるみたいです。
ハシビロコウの生息地と個体数
「動物園で見る」というイメージのあるハシビロコウですが、日本には野生で生息しているのでしょうか?
残念ながら、日本には生息していないようです。
生息地はアフリカの限られた地域のみ。
草や葦や『パピルス』という常緑多年草の繁る大きな淡水性湿地を好んでいるみたい。
ハシビロコウはアフリカの湿原にいるんだな!
野生での生息数は推定5,000~8,000羽程度。
具体的な数は確認されていないようで、今後も調査が求められています。
野生ではごく一部の地域にしか生息していないハシビロコウさんですが、日本では上野動物園をはじめとした全国6つの動物園で見ることができますよ。
気になる野生の姿とは
彼らはふだん、パピルス(笹のようなもの)に潜んで生活をしています。
このことから「湿原の王」なんて異名もあるとかなんとか。
ハシビロコウは夜行性の鳥。
そのため昼間は高い草の中でじっとしているみたいです。
ハシビロコウの主食は魚類。
特に大好物は『肺魚』と呼ばれる湿原に生息するヒョロ長いお魚!
次いでナマズ、ティラピアなど。
その他にもヘビ、カメなどの爬虫類やカエルもパクパク食べるようです。
肉食なんだ!
肉食は肉食でも基本は魚食性ですね。
ワニの子供を食べたなんて話もあるようですが…。
あのでっかいクチバシでほとんど丸呑み!
さすがペリカンの仲間です。
ハシビロコウは独りでいるのが大好きで、他の個体が近寄るのを嫌がります。
つがいでも別行動をするほどの徹底ぶり!
孤高の狼のような鳥さんですね。
動物園では複数の個体をいっしょの部屋に入れることが難しいみたいで、ハシビロコウの繁殖は非常に難易度が高いらしいです。
ハシビロコウの豆知識
平均寿命は?最高齢は驚きの…
ハシビロコウは生物学的にコウノトリやペリカンに近いと言われています。
それらを加味するに、平均寿命は30〜40年ほどでしょう。
ちなみに…世界最高齢のハシビロコウは日本の伊豆シャボテン公園にいた「ビル」
ビルは日本外で生まれた鳥さんなので推定年齢が定かではありませんが、少なくとも50歳は超えていたようです。
コウノトリ科の鳥では平均35年と言われており、かなりのおじいさんだったようですね。
人間に換算すると…なんと100歳以上の長寿!
残念ながら、ビルは2020年8月6日に息を引き取りました。
ひとめ見てみたかったものです。
なんで動かないの?
ハシビロコウといえば、大きなクチバシ、鋭い目つき…そして、微動だにしない姿が有名ですよね。
「鳥」というのは忙しなく動き回る種が多いようなイメージですが、なぜハシビロコウはあんなにもジッ…としているのでしょうか?
正解は、ハシビロコウが動かないのは「エサを確実に捕らえるため」なんです。
つまり、下手に動くと魚に逃げられるため、じっとしているわけです。
ハシビロコウの好物は魚、特に『肺魚』と呼ばれるお魚。
このお魚は数時間ごとに息継ぎで水面に上がってくるので、その際に動いてしまうと警戒して上がってこないのです。
そのため、ハシビロコウは数時間動かず、ジーッとその瞬間を狙っているんですね〜。
あれ?かっこいいこと書いてるけど、動物園のハシビロコウは魚を食べるのが下手っぴだったような?
それは…うーん。泳いでないからかな?
ハシビロコウの名前の由来
ハシビロコウの学名は「Balaeniceps rex」ですが、これをラテン語で訳すと
「クジラ頭の王様」
英名では「Whale-headed Stork」…はい。お察しの通り
「クジラ頭」だとわかります。
言われてみれば、頭のシルエットがクジラそっくりかも?
「クジラクジラうるせーーー!」
と流石のハシビロコウさんもキレてしまいそうですが、では和名の「ハシビロコウ」にはいったいなんて意味があるのでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
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では、正解発表。
名前を三つに分けてみましょう。
ハシ→嘴(くちばし)をハシと読む
ビロ→広い
コウ→コウノトリ
つまり、「クチバシが幅広いコウノトリ」
という意味が込められていたのです。
なんか…”コウノトリ亜種”みたいで不憫ですね。
そういうところも含めて、ハシビロコウが好きだぜ!
ハシビロコウ|まとめ
お疲れ様でした!
この記事では気になるハシビロコウのあれこれをご紹介しました。
独りが好きだったり、名前の由来がユニークだったり…おもしろい話がたくさんありましたね。
なんだか不思議な鳥だったけど……
魅力たっぷりで面白かった!
まだまだまとめ足りない部分があるので、またハシビロコウの記事を作りたいです。
では、今回はこの辺で。
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