『二匹のキジ』『鳳凰』『丹頂』…裏面に鳥が登場するお札は?

『二匹のキジ』『鳳凰』『タンチョウ』...裏面に鳥が登場するお札【4種類】

えびち(主)
えびち(主)

こんにちは!えびちです。

2024年に新しいデザインの紙幣が改刷するということで、近年お札についての関心が高まっていますね。

紙幣のデザインは日本の重要な人物・風景が描かれることが多いことはなんとな〜く分かるかと思います。

我々が日常的に手にし、使っているお札ですが…。

「絵柄の元になったモノ・コトや込められた意味について知っていますか?」

と言われると、多くの人が首を傾げてしまうかもしれません。

あび坊
あび坊

オレはけっこー自信あるかも!

ユキチでしょ?あとは…ノグチ!

えびち(主)
えびち(主)

それでは、あび坊に問題!

えびち(主)
えびち(主)

「鳥の絵柄」が入っている紙幣は何種類あるでしょうか?

えびち(主)
えびち(主)

その絵柄の元ネタと背景についても考えてみてください。

あび坊
あび坊

えぇ…?

鳥…鳥なんて、そもそもいたっけ?

「日本人として、お札の絵柄を全て知っておかなければ!」

…という訳ではなく、鳥好きとしてフツーに気になったので、個人的に調べてみました。

現在使うことのできる日本紙幣の中で「鳥」が描かれているのは…下の通り!

  • 現在発行されているE一万円券(裏面に鳳凰像)
  • 昭和59年発行のD一万円券(裏面に2匹のキジ)
  • 昭和59年発行のD千円券(裏面に2匹のタンチョウ)
  • 昭和33年発行のC一万円券(裏面に2匹の鳳凰模様)
えびち(主)
えびち(主)

コチラの4種類です。

あび坊
あび坊

エー!こんなにあったんだ。

ということで、今回はこの4つのお札の絵柄について、サクッとまとめていきたいと思います。

鳥がたくさん!お札に描かれた鳥たち

裏面には国宝の鳳凰像がデザイン!『E一万円

現在唯一発行されている一万円札であり、我々が最も見慣れているのが『E一万円券』になります。

発行が開始された年は平成16年であり、現在も刷り続けている紙幣です。

あび坊
あび坊

裏面に鳥がいるんだよな?

デデン!

いらっしゃいました。

今日も翼を広げて、凛々しく立っています。

コチラの鳥さんは想像上の生き物である『鳳凰(ほうおう)』

モデルになったのは、日本の京都府にある平等院鳳凰堂です。

世界遺産に登録されている平等院鳳凰堂ですが、さらにその屋根に置かれている鳳凰を模した像は国宝に指定されています。

あび坊
あび坊

びょーどーいん…って確か、500円玉の裏にもデザインされてたよな!?

えびち(主)
えびち(主)

10円玉ですよ、あび坊。

日本の代表的な文化財である平等院鳳凰堂の中でも一際存在感を放つ『鳳凰像』は、現一万円札のモデルとなりました。

2羽のキジがいるのは『D一万円券』

現在使われている一万円札の「ひとつ前」が『D一万円券』です。

昭和59年〜平成19年まで発行されました。

表面のデザインは….コチラも福沢諭吉さん!

ややこしいけれど、表面のデザインはE号券とほとんど同じなんですね。

裏面にはどのような違いがあるのでしょうか。

▲上の紙幣が『D号券』、下が『E号券』。
あび坊
あび坊

あ、ぜんぜん違うな。

えびち(主)
えびち(主)

キジが描かれている方が『D一万円券』ですよ。

中央にまん丸の空白があり、両側には国鳥である2羽の『キジ』が描かれています。

ちなみに…この2羽はつがいであり、左側が雄、右側で座っているのが雌なのでお間違えなく。

中央の空白はキジの卵をイメージしているんだとか!

美しい鶴の舞が描かれた『D千円券』

一万円札を除いて、唯一鳥の絵柄が描かれているのが『D千円券』です。

発行期間は『D一万円券』と同じ昭和59年〜平成19年。

表面の人物は夏目漱石です。

裏面では日本の天然記念物であるタンチョウのつがいが舞を踊っている様子が描かれています。

左側が雄、右側が雌。

中央の楕円形の空白はやはり卵を表しているそうで、キジに比べて縦に長細い形状をしていますね。

えびち(主)
えびち(主)

こだわりがすごい!

鳳凰堂円柱の鳳凰模様が描かれた『C一万円券

最後は4種類の中で最も古い『C一万円券』です。

昭和33〜61年まで発行されました。

表面は聖徳太子。

ここまで来ると平成生まれには全く馴染みがありません。(笑)

裏面をよ〜く見ると、左右対称の鳥らしき彩紋が!

あび坊
あび坊

モデルは…う〜ん、分かんないや。

これ、なんの鳥だ??

コチラの彩紋は、平等院鳳凰堂内の円柱に描かれている『鳳凰模様』を模してデザインされているようです。

あび坊
あび坊

…ってことは、この鳥は『鳳凰』だ!

えびち(主)
えびち(主)

『鳳凰模様』。

観光で立ち寄った際には、実際に見てみたいですね。

『二匹のキジ』『鳳凰』『丹頂』…裏面に鳥が登場するお札|まとめ

えびち(主)
えびち(主)

お疲れ様でした。

今回紹介した「鳥」が登場するお札は4種類!

一枚が旧千円札であり、残りの3枚が新旧合わせた一万円札です。

日本紙幣に描かれていた鳥は『鳳凰』『タンチョウ』『キジ』の3種類でした。

伝説の生き物、天然記念物、国鳥….こう並べてみると、どの鳥も日本紙幣の絵柄にふさわしい存在であることが窺えます。

2024年から発行予定の新紙幣には、残念ながら鳥は登場しません。

かといって「今までの紙幣が使えなくなる」ということはないので、気が向いた時に絵柄をじっくり見比べてみるのも良いかもしれません♪

えびち(主)
えびち(主)

鳥が描かれた紙幣だけ集めてみるのもアリですね。

あび坊
あび坊

オレ、お財布の中見てみよーっと!

えびちのとりどり